「エコアクション21」は、持続可能な社会を構築するため、環境省が定めた環境経営システムと取り組み・報告に関するガイドラインに基づく制度です。吉川油脂は、エコロジーへの積極的な取り組みを継続的な活動としていくため、平成19年に「エコアクション21」の認証・登録を受けました。
吉川油脂は、事業活動を通じて
社会の持続可能な発展に貢献するために、
創業時から継続して「環境」への
取り組みを行っています。
「環境」に対する方針を
すべての従業員が共有し、
「社会に必要とされ続ける会社」
であることを目指しています。
吉川油脂ではSDGs(持続可能な開発目標)に賛同し、廃食用油リサイクル事業を通じてその達成のために、そして必要とされ続ける会社であるよう努力しています。
障がい者との共生や廃食用油のリサイクルフローの確立により、これからも持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
吉川油脂の主たる事業である「廃食用油の100%リサイクル」は、それ自体が地球環境の改善に寄与するものと自負しています。
環境に配慮した会社であり続けるために、環境省のエコアクション21の認証取得や、ISCC認証(国際持続可能性カーボン認証)により、サプライチェーンの透明性を確保し、原材料(廃食用油)が持続可能であることを証明しています。
100%リサイクルへの取り組み
油はリサイクルの優等生
リサイクルといえば、まずペットボトルや古紙が思い浮かぶかもしれません。油は、それら以上にリサイクルに向いた資源です。しかし、もったいないことに、家庭で使われた油の再利用は進んでいません。油がどうしてリサイクルに向いているのか、見てみましょう。
精製工程の一例
吉川油脂では、充実した設備と豊富な経験に裏付けられた技術によって油脂を精製し、何段階もの分析を行いながら、用途に応じた高品質のリサイクル油を製造しています。
リサイクル油の用途
精製し、きれいになった油は、飼料、石鹸、燃料、塗料など様々な用途に利用されています。
CO2排出抑制
吉川油脂CO2削減量
- 2018 25%削減
- 2019 17%削減
- 2020 29%削減
エコアクションCO2排出量2016年のCO2排出量との比較数字(吉川油脂本社)
Used Cooking Oilから
Bio Diesel Fuelへ
廃食用油(Used cooking oil → UCO)
/ 軽油代替燃料(Bio diesel fuel → BDF)
環境目標とその実績
目標 | 取組項目 | 基準年 (2018年度) |
2019年度 目標値 |
2020年度 目標値 |
2021年度 目標値 |
---|---|---|---|---|---|
廃食用油 リサイクル量増加 |
廃食用油 リサイクル量増加 |
1,235t/月 | +1.0% (1,248t/月) |
+2.0% (1,260t/月) |
+3.0% (1,271t/月) |
二酸化炭素 排出量削減 |
A重油使用量削減 (回収量原単位) |
23.01ℓ/t | △1.0% (22.78ℓ/t) |
△2.0% (22.55ℓ/t) |
△3.0% (22.32ℓ/t) |
電力使用量削減 | 599,574Kwh | ±0.0% (599,574Kwh) |
±0.0% (599,574Kwh) |
±0.0% (599,574Kwh) |
|
総排水量削減 | 水使用量削減 | 2,026t/月 | △1.0% (2,006t/月) |
△2.0% (1,985t/月) |
△2.0% (1,965t/月) |
産廃物削減 | 産業廃棄物の 削減 |
2,173kg/月 | △1.0% (2,337kg/月) |
△2.0% (2,130kg/月) |
△3.0% (2,108kg/月) |
コピー紙の 使用量削減 |
20.7㎏/月 | △1.0% (20.5㎏/月) |
△2.0% (20.3㎏/月) |
△3.0% (20.1㎏/月) |
|
グリーン購入の 推進 |
グリーン購入品目 増加 |
19品目/月 | ±0品目 (19品目/月) |
±0品目 (19品目/月) |
±0品目 (19品目/月) |
車両の燃費向上 | 収集運搬車両の 燃費向上 |
5.91㎞/ℓ | ±0% (5.91㎞/ℓ) |
±0% (5.91㎞/ℓ) |
±0% (5.91㎞/ℓ) |
化学物質使用量 削減 |
化学物質使用量 削減 |
2,450㎏/年 | △1.0% (2,426㎏/年) |
△2.0% (2,401㎏/年) |
△3.0% (2,377㎏/年) |
営業部残業時間 削減 |
一人当たり 43.6時間/月 |
36.1時間/月 (実績値) |
43.6時間/月 (実績値) |
△3.0% (42.3時間/月) |
※営業部残業時間削減については、2020年のデータを基準とする。
吉川油脂で回収・精製しEUにて
廃食用油で作られた
軽油代替燃料のCO2削減量(軽油との比較)
- CO2排出量 / 84.5%以上削減
- CO2削減量 / 115,056t
吉川油脂で回収・精製後、EUにて軽油に生まれ変わるまでの二酸化炭素発生量値比較 → ISCC GHG値にて計算
ISCC(InternationalSutainability and Carbon Certification)バイオ燃料の原料について、熱帯雨林や泥炭地をプランテーション化した生産物(パームバージン油等)ではなく、かつ、化石燃料と比較して温室効果ガス排出量が大幅に少ない燃料であることを証明するものです。
当社は、エコアクション21の
認証・登録事業者です。
ISCC認証
吉川油脂は、油脂業界初 EU諸国ISCC認証を取得しました。
ISCC(International Sustainability and Carbon Certification)認証とは、バイオ燃料の原料について、熱帯雨林や泥炭地をプランテーション化した生産物(パームバージン油等)ではなく、かつ、化石燃料と比較して温室効果ガス排出量が大幅に少ない燃料であることを証明するものです。