吉川油脂は、事業活動を通じて
社会の持続可能な発展に貢献するために、
創業時から継続して「環境」への
取り組みを行っています。
「環境」に対する方針を
すべての従業員が共有し、
「社会に必要とされ続ける会社」
であることを目指しています。

吉川油脂とSDGs

吉川油脂ではSDGs(持続可能な開発目標)に賛同し、廃食用油リサイクル事業を通じてその達成のために、そして必要とされ続ける会社であるよう努力しています。
障がい者との共生や廃食用油のリサイクルフローの確立により、これからも持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

廃食用油の回収・リサイクルを通して
循環型社会の構築に貢献しています

  • 3全ての人に健康と福祉を
  • 7エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 8働きがいも経済成長も
  • 11住み続けられるまちずくりを
  • 12つくる責任つかう責任
  • 17パートナーシップで目標を達成しよう

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「食用油のゆくえ編」

弊社本社工場所在地である栃木県佐野市からのご依頼で、リサイクル啓発動画製作のお手伝いさせて頂きました。家庭で使われたあとの食用油が当社工場にてリサイクルされていく様子をご覧頂けます。

環境活動

吉川油脂の主たる事業である「廃食用油の100%リサイクル」は、それ自体が地球環境の改善に寄与するものと自負しています。
環境に配慮した会社であり続けるために、環境省のエコアクション21の認証取得や、ISCC認証(国際持続可能性カーボン認証)により、サプライチェーンの透明性を確保し、原材料(廃食用油)が持続可能であることを証明しています。

100%リサイクルへの取り組み

油はリサイクルの優等生

リサイクルといえば、まずペットボトルや古紙が思い浮かぶかもしれません。油は、それら以上にリサイクルに向いた資源です。しかし、もったいないことに、家庭で使われた油の再利用は進んでいません。油がどうしてリサイクルに向いているのか、見てみましょう。

  • 油は、工場や店などから資源ごみとして出されたうちの約93%が再利用さてれいます。 油は、工場や店などから資源ごみとして出されたうちの約93%が再利用さてれいます。
  • ペットボトルや紙と異なり、油は形を変えず液体のままで再利用できます。 ペットボトルや紙と異なり、油は形を変えず液体のままで再利用できます。

精製工程の一例

吉川油脂では、充実した設備と豊富な経験に裏付けられた技術によって油脂を精製し、何段階もの分析を行いながら、用途に応じた高品質のリサイクル油を製造しています。

精製工程の一例 精製工程の一例

リサイクル油の用途

精製し、きれいになった油は、飼料、石鹸、燃料、塗料など様々な用途に利用されています。

  • 飼料 粉末状のエサをつなぐ働きをします。また、カロリーを補う役割もあります。 飼料 粉末状のエサをつなぐ働きをします。また、カロリーを補う役割もあります。
  • 石鹸など 精製し純度を高めた油は、工業用原料としても利用価値が高く、主に脂肪酸原料として使われています。 石鹸など 精製し純度を高めた油は、工業用原料としても利用価値が高く、主に脂肪酸原料として使われています。
  • 燃料・バイオディーゼル ISCC認証を取得し、EU諸国等へ安定的にバイオディーゼル燃料の規格原料として利用されています。 燃料・バイオディーゼル ISCC認証を取得し、EU諸国等へ安定的にバイオディーゼル燃料の規格原料として利用されています。
  • 塗料など 植物性のインク塗料として利用されます。性能が向上し、商品価値も高まっています。 塗料など 植物性のインク塗料として利用されます。性能が向上し、商品価値も高まっています。

CO2排出抑制

吉川油脂CO2削減量

  1. 2018 25%削減
  2. 2019 17%削減
  3. 2020 29%削減

エコアクションCO2排出量2016年のCO2排出量との比較数字(吉川油脂本社)

Used Cooking Oilから
Bio Diesel Fuel廃食用油(Used cooking oil → UCO)
軽油代替燃料(Bio diesel fuel → BDF)

環境目標とその実績

目標 取組項目 基準年
(2018年度)
2019年度
目標値
2020年度
目標値
2021年度
目標値
廃食用油
リサイクル量増加
廃食用油
リサイクル量増加
1,235t/月 +1.0%
(1,248t/月)
+2.0%
(1,260t/月)
+3.0%
(1,271t/月)
二酸化炭素
排出量削減
A重油使用量削減
(回収量原単位)
23.01ℓ/t △1.0%
(22.78ℓ/t)
△2.0%
(22.55ℓ/t)
△3.0%
(22.32ℓ/t)
電力使用量削減 599,574Kwh ±0.0%
(599,574Kwh)
±0.0%
(599,574Kwh)
±0.0%
(599,574Kwh)
総排水量削減 水使用量削減 2,026t/月 △1.0%
(2,006t/月)
△2.0%
(1,985t/月)
△2.0%
(1,965t/月)
産廃物削減 産業廃棄物の
削減
2,173kg/月 △1.0%
(2,337kg/月)
△2.0%
(2,130kg/月)
△3.0%
(2,108kg/月)
コピー紙の
使用量削減
20.7㎏/月 △1.0%
(20.5㎏/月)
△2.0%
(20.3㎏/月)
△3.0%
(20.1㎏/月)
グリーン購入の
推進
グリーン購入品目
増加
19品目/月 ±0品目
(19品目/月)
±0品目
(19品目/月)
±0品目
(19品目/月)
車両の燃費向上 収集運搬車両の
燃費向上
5.91㎞/ℓ ±0%
(5.91㎞/ℓ)
±0%
(5.91㎞/ℓ)
±0%
(5.91㎞/ℓ)
化学物質使用量
削減
化学物質使用量
削減
2,450㎏/年 △1.0%
(2,426㎏/年)
△2.0%
(2,401㎏/年)
△3.0%
(2,377㎏/年)
営業部残業時間
削減
一人当たり
43.6時間/月
36.1時間/月
(実績値)
43.6時間/月
(実績値)
△3.0%
(42.3時間/月)
平成30年度から一部目標値を変更、及び、A重油に関しては今年度同様油のみの原単位とともに、残渣物を含んだ原単位も算出する。
※営業部残業時間削減については、2020年のデータを基準とする。

吉川油脂で回収・精製しEUにて
廃食用油で作られた
軽油代替燃料のCO2削減量(軽油との比較)

  • CO2排出量84.5%以上削減
  • CO2削減量115,056t

吉川油脂で回収・精製後、EUにて軽油に生まれ変わるまでの二酸化炭素発生量値比較 → ISCC GHG値にて計算

ISCC(InternationalSutainability and Carbon Certification)バイオ燃料の原料について、熱帯雨林や泥炭地をプランテーション化した生産物(パームバージン油等)ではなく、かつ、化石燃料と比較して温室効果ガス排出量が大幅に少ない燃料であることを証明するものです。

当社は、エコアクション21の
認証・登録事業者です。

「エコアクション21」は、持続可能な社会を構築するため、環境省が定めた環境経営システムと取り組み・報告に関するガイドラインに基づく制度です。吉川油脂は、エコロジーへの積極的な取り組みを継続的な活動としていくため、平成19年に「エコアクション21」の認証・登録を受けました。

ISCC認証

吉川油脂は、油脂業界初 EU諸国ISCC認証を取得しました。

ISCC(International Sustainability and Carbon Certification)認証とは、バイオ燃料の原料について、熱帯雨林や泥炭地をプランテーション化した生産物(パームバージン油等)ではなく、かつ、化石燃料と比較して温室効果ガス排出量が大幅に少ない燃料であることを証明するものです。

ISCC認証
ISCC認証